活きイサキで極上水なます

いさき釣り

荒れ狂う大海原、外房太東沖。波の高さは2mを優に超え、風速12mの中いさき釣りに出かけました。

思えば間違いだらけで、まず予約。
九十九里は片貝出船の◯丸。本当は前日に予約したかったが風が良くなく出船しないとのこと。
翌日を聞いたら、
「いちおう出る予定だよ。海の状況悪かったら電話するから、入れとくね」
確認の電話を入れればよかった。
自宅で仮眠をとって、気づけば20時。もし出船なら船長はもう寝てるはず。電話は迷惑だろう。
しょうがない、現地にとりあえず行ってみよう。
こんな状態だった。しかも仮眠していたら上の階に住んでいる釣友のじい様から電話。
「こんどいつ行く???」こっちは明日だってば!寝かせてよ!
内心困りながら適当にあしらい、切った。
こうなるともう眠れない。二度寝はなかなかできない体質なのだ。
ぐだぐだテレビを見たり天気予報でいやな予報見て、楽観的なこと考えて自分を慰めたりしながら、午後10時に家をでた。このときすでに失敗2つめ。
つけ餌を忘れてしまった。スルメイカを細かく切って塩漬けにして紫外線スプレーをかけた特餌と、ハナダイ用のオキアミをストックバックに入れて冷凍しておきながら、そのまま置いてきてしまった。

後の祭りだ。釣れないときはこういうミス等が後々まで引きずるから困ったものだ。

片貝漁港に到着し、港入口の釣具屋で餌の自販機発見!とりあえず青イソメを買った。紫外線スプレーには及ばないが、イソメの光が濁り潮には聞くかな?

さて、港乗船する船の前に車を止めて、とりあえずスーパーみよし右舷に座席確保し、缶ビールを開ける。一杯飲んで仮眠して行こう!
今回は自宅で仮眠していたからまたもや寝付けない。いや、それより、何だ?誰も来ないぞ?

嫌な予想が的中した。

本当に誰も来ない。3時まで待ったが誰も来ない。
こりゃ出船しないの????

しょうがない。4時まで待って船長こなかったら帰ろう!と思ったとき、いちばん前に停泊していた増栄丸さんのライトが点いた!出るの?

思わず近寄ると出船の準備をしてるじゃないか!
事情を話すと女将さんが気持ちよく、家に乗る?

予定の船休船って言っていたよ!。。。。
確認のため船長に電話しても誰も出ない。
休船のようだ。
今回のご厚情に甘えて急遽乗せていただくことになった。
3つめの・・・これ最悪。
長靴に足が入らない。
もともときつかったのだが、どうやら治療中のBasedow病。薬が効いてきたらしく少々太ってきたようだ。まさかこんなに早く足まで???
しかし、入らないので困っていると、またまた女将さんがうちの長靴はきなよって!
なんて優しい方だ。
お言葉に甘えてお借りすることに。

いざ出船。なにしろ急なことで、急いでセッティングする。
船長が「じゃあ出船します」と同時くらいでセッティングが完了した。
片貝から太東まで潮によるがだいたい90分近く走る。
前方のキャビンで仮眠させていただく。

朝5時40分ころ現地到着。
「はい、じゃぁここ23mから17mをさぐってください、反応いいよ!」
期待に胸膨らませ、持参したDUEL社ピンクフロロ1.75基調の仕掛けにパールグリーンのムツ針を装着した仕掛けに、先針に配給オキアミ、枝針に青イソメ、もう一本はカラバリで試す。
全然来ない。あたりもない。
あれれ?いつもこれでまずは3点がけくるのにどうした?
糸を見ると真下に落ちてるぞ!潮が全く効いてない。
何度か仕掛けを上げると、まっすぐ上に道糸に絡むこと2回。潮が流れていない証拠だ。

うわ、最悪かも・・・・

最悪だった。

くどくど書かないが、しかたなく船長もお土産確保のためにポイント移動してくれてここで6匹釣っておしまい。ほかの乗船者はおでこだらけみたい。そんなわけでお土産イサキは小粒ばかり、かろうじてウリを抜けたくらいのサイズを活かして持ち帰り、自分を慰めようと思い、用意したブク付きバッカンに4匹入れて納竿する。うねりもひどく、もう釣りにならないから10時30分早上がり。こういう日もあるさ。ただ活きイサキなんて売ってないから、それだけでも値千金と自分にいい聞かせて帰宅した。

さっそく一匹を〆てさっと捌き水なますを作った。

活きている身をちょうどタタキと同じくらいの大きさに刻み氷水でしめる。チリチリ身が縮まるのがわかる。
これを溶いた味噌水に氷を張ってイサキをいれる。薬味には刻んだ小口ネギに大葉、みょうが加えて載せる。

一気にがつがつっと活きたいところだったが、あいにくの4匹のごちそうだ。残念ながら一切れずつ味わって口に運んだのは言うまでもない。

でも、初夏が訪れたなぁっとようやく感じることができたことは嬉しい限りだ。

またリベンジを誓った。

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