鮃薄造り

銚子山十本店 ヒラメ釣り
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外房銚子の海に流れ込む、千葉県と茨城県を隔てるように流れる日本有数の大河川坂東太郎こと利根川。その河口に鮃の好漁場がある。水深は浅いところで10m,深くても15mだから至って軽い道具で釣りができるので好きだ。その分銚子に行くまでの陸路が大変だが。

2024年の初釣りは鮃に決めた。銚子は犬若港孝進丸に予約を入れた。この宿は今は少なくなった素泊まりサービスを今でもやっており、疲れ少なく釣りに望むことができる。なかなか素泊まりができるほど仕事が休みをとれないのでお世話になることは少ないのだが、今回仕事が昼に終えることができる日があったため一泊お世話になり、ゆっくり釣りをすることに決めた。銚子には東関東自動車道大栄I.Cで高速を降り、今は無料道路となった東総自動車道を経由して銚子市に向かう。夕方に着いたから、先にお土産を購入する。目当てはぬれ煎餅と「山十」さんの江戸時代から変わらぬ味の「ひ志お」だ。ひ志おは醤油のもとのような発酵調味料で実にうまい。白身のお造りに少々乗せてもよいし、肴に薄く塗って焼いても良い。醤油の香りが口いっぱいに広がり実にうまいのだ。

銚子山十本店

DSC_0653極上の醤 山十「ひ志お」

銚子港そばの山十さんに寄ったら一路孝進丸を目指す。犬若港は外川の外れにあり静かな港だ。女将さんに案内してもらい、素泊まりの部屋に到着する。先着のお客さんが一名いて、挨拶を交わして寝る準備を整えた。先着さんもお一人で翌日の釣り作戦談義に花が咲いた。

釣行当日天気は曇り、風は少々あるが釣りには影響ない程度だった。開始早々あたりがある。水深は12m、おもりを底まで落としてリールを3巻きする。捨て糸は50cmだからおよそ底から1.2mくらい。最初のあたりは丁寧に待って、何度かの引き込みのあとゆっくりと聞き合わせをする。すると力いっぱい鰯をつかんで逃げようとする鮃の動きが伝わってきた。ゆっくり同じ速さで巻き上げて船中に取り込むと50cm弱の鮃。寒平目にしては小さいとは思ったが、その後も同じサイズばかりが続いた。少々時間も延長してもらったが、似たサイズばかり10匹上げたところで終了となった。

銚子利根川河口の鮃、小さめが10匹

数には不満はなかったものの、大きさに欲求不満が残り、銚子港のウオッセで新鮮な鰯を購入し帰途についた。銚子港で車を停車していたところ、トラックからこぼれた海水が車にかかったようだ。真っ白になったミラーを拭いて翌日戦車にもっていったら、なんと無数の鱗がびっしり付いていた。

銚子利根川河口の鮃、小さめが10匹鰯・鮃の握り、鮃の肝叩き軍艦脂ノリノリ鰯のなめろう鮃握りひ志お乗せ、コウイカと大葉の握り、花鯛昆布締握り

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