調理師免許勉強覚書き 調理理論その1

§1 調理の目的・おいしさの構成

1.調理の意義と目的,種類

調理の目的
・安全性を高める→有害物・不要物の除去
・栄養効果を高める→消化吸収をよくする
・嗜好性を高める→見た目・味付け
・貯蔵性を高める

調理の種類
・目的別→普通食,病人食,行事食 等
・対象別→営業調理(飲食店・食品販売),集団調理(給食),家庭調理
・規模別→大規模調理,小規模調理
・様式別→和式,洋式,中国式調理など
・調理操作別→非加熱操作,加熱操作,調味操作,芸術的操作

2.おいしさを構成する要因と食品の味

化学的要因
・5つの基本味(五味)→甘味塩味酸味苦味うま味
香り(嗅覚)
物理的要因
・温度→触覚
・テクスチャー→触覚
・色,外観→視覚
・音→聴覚

3.味の相互作用
対比効果甘味+塩味 すいかと食塩 醤油せんべいとザラメ
2種類以上の異なる味を混ぜ,一方の味を引き立てる。
抑制効果苦味+甘味 コーヒー+砂糖 酸味+甘味=レモン+砂糖(蜂蜜) 塩味+うま味=塩辛の塩+うま味(出汁)
2種類以上の異なる味を混ぜ,味の特徴を相殺させる。
相乗効果うま味+うま味=グルタミン酸+イノシン酸 甘味+甘味=砂糖+果糖
2種類以上の異なる味を混ぜ,味の強みを高める

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